2020 年2 月17 日
音読のお休み
元よりカラオケと言うものは好きではない。かといって「歌を歌うのが嫌い」と言うのでは決してなく、幼少時代に母が「貸本屋」と言うものをやっていたので、「平凡」と「明星」と言う月刊誌に歌謡曲の歌詞集が付いてくるので、一生懸命に漢字を解読しながら、4歳上の姉にも教えてもらいながら、楽しく歌っていた。
それくらい「歌好き」なのは、年老いても劣っていない。
一人呟くように好きな歌を歌うのが性に合っている。
それは兎も角、ここ半年ほど前から、思うように声が続かないので、診察してもらったら、「声帯に腫瘍」という診断で、悪性かどうか調べてみることになった。
細胞を切り取って詳細に調べるので、全身麻酔で行うことになった。
手術それ自体は30分もかからないというのだが、終わった後も3日間の入院が必要だという。
70余年使ってきた体だから、オーバーホールの心算でお任せすることになったが、退院までは「なるべく声帯を使わないように」と言う注意だったので、暫らく音読はお休みにすることにした。